くるみみが選んだ住宅設備の紹介第二弾です。
第一弾ではお風呂と洗面台を紹介しました。
今回はキッチンとカップボードについて、選んだメーカーやオプションなどを紹介します。
キッチンとカップボードはこんな感じです。
おしゃれ!黒くて存在感があるね
キッチン
まずは選んだキッチンをご紹介。
キッチンはリクシルの「リシェルSI」を採用しました。
ワークトップ(天板)
ワークトップの素材はセラミックです。
セラミックは傷、熱、汚れに強い素材。熱した鍋やフライパンを直接置いても問題ないとのことで、丈夫さがとても魅力的です。見た目も分厚く、とても重厚感があります。
カラーはバサルトブラックです。
スタイリッシュなイメージにしたかったので、黒系の色を選びました。黒の中に少し石のような模様が入っています。
リクシルのセラミックワークトップでは、黒系のカラーは「バサルトブラック」「グレーズグレー」の2種類があります。
リクシルのショールームでサンプルを見比べると、「グレーズグレー」は少し紫がかっており模様が派手な印象を感じました。より純粋な黒に近くてシンプルな「バサルトブラック」の方が好みでした。
面材
面材とは、扉や引き出しなどの側面部分の素材のことで、こちらも色柄を選択できます。
カラーはグレーズグレーです。ワークトップの色に合わせ、黒系の色から選択しました。
黒系の色の候補は、「グレーズグレー」「マットブラック」の2つ。
ショールームの担当さんによると、「ワークトップ:グレーズグレー × 面材:グレーズグレー」あるいは「ワークトップ:バサルトブラック × 面材:マットブラック」の組み合わせを選ぶ人が多いとのことでした。
(ちなみに、同じ「グレーズグレー」という色名でも、ワークトップと面材では色味と模様がやや異なります。実際に見て確認することをおすすめします!)
しかしショールームでそれぞれのカラーをワークトップと合わせてみると、「ワークトップ:バサルトブラック × 面材:グレーズグレー」でも全く違和感はありませんでした。柄が好みだったということもあり、「グレーズグレー」を採用しました。
担当の方も、「この組み合わせにする人もそれなりにいます!」とのこと。
この組み合わせの展示はなく実物が見れなかったので少し不安でしたが、完成するとバッチリでした。
シンク
シンクはWサポートシンクを選択。
ステンレス製のシンクで、水切りカゴなどが付いた、機能性に優れたタイプです。
シンク内は凹凸のある加工になっており、傷や汚れが付きにくい仕上げになっています。
「ハイブリッドクオーツシンク」という人造大理石のものもありましたが、ステンレスのほうが汚れに強い印象があり、採用しませんでした。
レンジフード
レンジフードは標準のグレードのもの。
オプションとして、「よごれんフード」というオプションがあります。
掃除が楽になることに加え、黒色が選べることがメリット。
ぜひ採用したかったのですが、かなり高価なので、コスト削減の犠牲になりました。
IH
IHはHITACHIのN100Tというタイプにしました。
HMで選べる仕様内のものではなく、IHは無しにしてもらい、施主支給で取り付けました。
HMや支店によって、IHやガスコンロを施主支給できない場合もあると思います。
HM経由で購入するのに比べ大幅に減額になりますが、取付が必要となったり、故障時の保証の問題などがあります。
コスト削減のためリスクを受け入れて施主支給としましたが、基本的にはおすすめできません…
食洗機
食洗機はPanasonicの深型食洗機を採用しました。
なるべく食洗機で洗いたいので、深型にグレードアップしました。
二人暮らしということもあり、フロントオープンのものまでは不要かな?と判断しました。
フル面材仕様になっているので、ぱっと見では引き出しのようです。食洗機の存在感がなく、見た目が良いです。
水栓
水栓は浄水器付きのハンズフリー水栓を採用しました。
ハンズフリー機能には、水栓上部のセンサーに手をかざすと水を出せるタッチレス機能に加え、水栓の下に手を入れると自動で水が出てくる機能も含まれます。
また、浄水器も一体型のタイプです。
住友林業では、メインの水栓にプラスで浄水器用の水栓がつく仕様が標準でした。
シンプルに1つにまとめたかったので、メインの水栓を浄水器付きのものにして、標準の浄水器はつけませんでした。
タッチレス水栓、意図しないタイミングでセンサーが反応することもあり、なかなか強敵です。慣れたら便利なのでしょうか……?
カップボード
カップボードはトクラスを採用しました。
サイズは幅が270cm、高さは85cmのタイプです。
収納はすべて引き出しになっていて、ゴミ箱を置く用に1列分のスペースを設けました。
吊戸棚はありません。
サイズ
カップボードのこだわりは、奥行きを65cmと少し深めにしたことです。
カップボードの横には冷蔵庫を置きます。
冷蔵庫とカップボードの前面をなるべく揃えることで、スッキリとした見た目になります。
また、食器類を集めるのが好きなので、収納量を増やす目的もありました。
手持ちの食器は、奥行き45cmでも十分に入る量ですが、将来増えることも見越して収納は多めに確保しました。
ワークトップ
カップボードのワークトップは、メラミンカウンターのダークグレーを採用。
一番ベーシックなグレードで、住友林業では追加金額なしで選択できました。
面材
カップボードの面材は、リュッケファーブというグレードのライトベージュを採用。
グレーのようなベージュです。
リュッケファーブは少しくすみがかった色が特徴で、表面は少し凹凸のある塗装になっています。
キッチンで採用したシートの面材と比べ、とても質感が良いです。
オプション仕様のため少し金額がかかるものの、満足度が高くおすすめです。
ゴミ箱スペース
ゴミ箱スペースには奥行き20cmの棚がついていて、ゴミ袋などを置くことができます。
カップボードの奥行きが65cmの場合、一般的なゴミ箱を置くと奥に入りすぎてしまい、ゴミ箱が使いづらくなります。
この棚があることで、奥行きが45cmの場合と同じになります。
一般的なゴミ箱を置いても奥へ入りすぎず、ちょうどよいサイズになっています。
メーカー違いってどう?
キッチンはリクシルで、カップボードはトクラス。
なぜメーカーを統一しなかったの?
メーカーを統一しなかったのは、住友林業ではリクシルに奥行き65cmのカップボードが無かったためです。
住友林業の仕様外となるので、オープン仕様になってしまうとのこと。
さらに、カップボードで黒系のワークトップはセラミックしかありませんでした。
リクシルのカップボードを採用するには、オープン仕様+セラミックトップとする必要があり、コストが大きく上がってしまいます。
一方でトクラスは、
・65cmのラインナップがある
・黒系のワークトップを標準仕様で選ぶことができる
といった点からコストを抑えられました。
気をつけたこと
キッチンとカップボードで異なるメーカーを採用するにあたり、以下の点を気をつけました。
- キッチンとカップボードで取っ手の形を変える
似た形の取っ手でも、メーカーにより色や形は少しずつ異なります。
違和感が出ないように、あえて全く違う形の取っ手を選びました。
キッチンはハンドル取っ手、カップボードはライン取っ手を採用しています。 - キッチンとカップボードで面材の色・質感を変える
取っ手と同様に、面材も全く同じに揃えることは難しいです。
キッチンは黒(石目調)、カップボードはベージュ(塗装)とすることで、違和感が出ないようにしました。 - カップボードの面材と床の色を合わせる
キッチンとカップボードのワークトップは黒系で統一しています。
カップボードの面材だけ色が違うと浮きそうだったので、床の色と近い色を採用し、統一感が出るようにしました。
逆にカップボードも全面黒だと、少し圧迫感があったかも?
軽い印象の空間になりました。
さいごに
今回はキッチンとカップボードの紹介でした。
機能性・見た目の統一感・コストをバランスよく考慮でき、個人的には大満足の仕様です!
キッチンとカップボードでメーカー違いの事例はなかなか少ないので、参考になれば幸いです。
今後はキッチンまわりの使い勝手についても発信できればと思います。
クルミ床の話はこちら