床材選びは、家づくりの中でも特に重要です。
床は建物に占める面積の割合が高く、床材を変えるだけで雰囲気がガラッと変わります。
私たちが1階の床材に選んだのはクルミの挽板。
当ブログのタイトル「くるみみforest」の由来でもあります。
クルミの床材にしている人、あんまり見かけない……
事例を調べてもなかなか見つからず、出来上がるまで不安でした。
でも実物を見て大満足の仕上がりだったので、あわよくば皆さんに広めたいと思い。
今回は、私たちがクルミを選んだ理由について紹介します。
クルミってどんな色?
実物はこんな感じです。
撮り方によって色味が違って見えるので、何枚かお見せしますね。
絶妙な濃淡に、グレイッシュな風合い。黒い節が入るところは好みが分かれるポイントかもしれません。
落ち着いた雰囲気なのに暗すぎず、とても気に入っています。
提案工事でしたが、クルミにしてよかった……!
ちなみにクルミの英語名はwalnut(ウォルナット)。あれ?
なぜクルミを選んだの?
実は、第一候補の床材はウォルナットでした。
二人とも黄みや赤みが強すぎる床材があまり好みではなく、オーク系、チェリー、チーク、マホガニーは候補から除外。
何の迷いもなくウォルナットになるかと思いきや……
もう一つの夢。それは一枚板のダイニングテーブルを置くこと!
これは家づくりを始める前から決めていたことで、間取りが決まる前から家具屋さんで何度も下見していました。
色んな樹種がありますが、ここでもウォルナットのダイニングテーブルを気に入りました。
しかし、店員さんのアドバイスがきっかけで床材を検討し直すことに。
「ウォルナットの床にウォルナットの一枚板を合わせると統一感があり落ち着いた印象になります。」
「一枚板を引き立てたいなら、床はオーク等の明るい色がおすすめです!」
念願の一枚板テーブル、どうせなら目立たせたい。
明るい色の床材となるとアッシュ系とか?
住友林業のショールームでサンプルを眺めているとき、営業さんの一言を思い出しました。
「僕の推しはクルミです!」
クルミってどれだろう?
この色、結構好きかも……!
一目惚れし、最終的にクルミを選びました。
グレー系のメイン壁紙ともマッチしています!
(壁紙はサンゲツのSP9730です。)
クルミを選んだ先に待ち受けた困難
実はクルミ、他の仕様での取り扱いが少ないんです。
例えば木質天井。
サンプルを見比べて、クルミに似ていそうな素材を選びました。
朝日ウッドテック「the wall」のアッシュです。
またクルミ材を使った家具は少ないため、床と家具を同じ樹種で揃えるのは難しいかも。
我が家は建具や階段をウォルナットにし、家具もウォルナットで統一する予定です。
クルミ床×ウォルナット家具、センスが試される……
巾木や玄関框は、クルミを選ぶことが出来ました。
ただし、通常サイズの巾木でクルミは選べませんでした。
ミニ巾木ならクルミが選べたので、我が家ではミニ巾木を採用。
玄関框は、クルミが選べるようになって間もない頃だったようです。よかった……
最後に
他の仕様との組み合わせには苦労しましたが、クルミを選んでとても満足しています!
床材って、小さなサンプルを見るだけではイメージしづらいですよね……
特にクルミの床材は珍しく、実例も少ないため候補には挙がりにくいかもしれません。
「どの床材もしっくりこないな……」というとき、ぜひクルミの採用も検討してみてください!
これからも我が家の床材の魅力を発信して、クルミ床人口を増やしたいと思います(?)
参考になれば幸いです。
クルミ×ウォルナットの玄関ホールはこちら