この記事では、リビングのカーテンについてご紹介します。
我が家のリビングについて
我が家のリビングは18畳あり、南面に掃き出し窓が2つ連なっています。
2つ合わせると、幅5mほどの比較的大きな開口。掃き出し窓の先は小さな庭になっています。
リビングの窓が大開口のため、壁面の大部分をカーテンが占めます。
カーテンにより大きく雰囲気が変わるため、カーテン選びは非常に重要でした。
採用したカーテンの紹介
採用したカーテンを先にご紹介しておきます。
最終的には「シェード」と呼ばれるタイプのカーテンを採用しました。
シェード…?
シェードは、ロールスクリーンのように、カーテンが上から下へ動作します。
一般的なカーテンと同様に、レースと生地の2枚構成になっていて、窓側がレースで室内側が布となっています。
選んだ生地はフジエテキスタイルのSTORYコレクション「カナル」(FA6807 GY)です。
シワのような縦ラインが特徴で、布に凹凸感があります。
なぜこのカーテンを選んだのか、経緯や比較対象などについて、ご紹介していきます。
カーテンを選ぶ際の観点
くるみみ家において、リビングのカーテンに求めたのは以下の要素でした。
- 機能性:外部からの日光や視線を適切に遮ることができる
- 内装のデザイン性:主張せず他のインテリアを引き立てる
機能性:外部からの日光や視線を適切に遮ることができる
リビングの先は多少人通りのある道路になっています。
道路とリビングの高さには多少の高低差があります。
外構工事で道路から2mほどになる高さの目隠しを設けるので、窓の下側は道路から隠れます。しかし、窓の上部は道路から見える形に。
窓上部は外部からの視線を遮り、下は日光を取り込めるような形にしたいと思っていました。
上部だけ遮ることができない普通のカーテンやバーチカルブラインドは、早々に候補から除外しました
内装のデザイン性:他のインテリアを引き立てる
くるみみ家のLDKの主役は、ウォルナットの一枚板テーブル。
ですので、カーテンを目立たせたいというわけではありませんでした。
色や素材が主張しない、シンプルなデザインを希望していました。
ただ、ロールスクリーンのように陰影のない面にはしたくありませんでした。
目立たせたくないけど、立体感が無く物足りない印象になるのも避けたかったのです。
立体的なカーテンといえば普通のカーテンが挙げられますが、機能性の観点からは他の種類が良い……
悩ましい問題でした。
カーテンの種類
打ち合わせで候補に上がったカーテンの種類には、シェードの他に
- ウッドブラインド
- 調光ロールスクリーン
- スマートドレープシェード
などがありました。
ウッドブラインド
ICさんに最初に提案頂いたのがウッドブラインドです。
木製でできたブラインドのため、木質感は十分以上!
- 意匠性(木質感)
- 上部のみ視線を遮ることができる
- ブラインドの角度によって光量の調整が可能
といったメリットがある一方、
- 金額が少しお高め
- 重量が重く、手動での操作が少し大変
といったデメリットがあります。
2番目のデメリットは電動開閉できる仕様にすることで解決できますが、その分お値段も上がります…
当初はウッドブラインド+電動を採用する方針で家づくりを進めていました。
しかし、家づくり終盤になり予算見直しの対象に….
デザイン的にも木質感は◎なものの、木質感がありすぎるのでは?一枚板のダイニングテーブルが埋もれてしまうのでは?といった懸念がありました。
最終的にウッドブラインドの採用は取りやめたことで、カーテン選びの旅が始まるのです….
電動を導入したいけどお値段お高め……
調光ロールスクリーン
調光ロールスクリーンは、スクリーンの重なりによって光量が調節できるロールスクリーンです。
ICさんからおすすめされたのが、ニチベイの ha・na・ri(ハナリ)です。
メリットとしては以下がありました。
- 意匠性(シンプルで他のインテリアを邪魔しない)
- 上部のみ視線を遮ることができる
- ブラインドの角度によって光量の調整が可能
デメリットはあまりなく、あえて挙げるなら以下ですかね。
- 遮光性が△
布と比べて非常にシンプルにまとまり、目立ったデメリットもありませんでした。
しかし、我が家では「シンプルすぎるのでは?」「素材は布が良い」という夫のよくわからないこだわりで採用を見送りました。
ルームツアーや建築事例でもよく見る製品!
スマートドレープシェード
Normanというメーカーが出しているスマートドレープシェード。
ふとYoutubeで見かけて一目惚れし、ICさんに導入できないか相談しました。
一見するとバーチカルブラインドのように見えますが、少し構造が異なっています。
- バーチカルブラインド
- 床付近でそれぞれ連結されている
- レースなしorレース用のバーチカルが別でつく
- スマートドレープシェード
- 床付近でつながっておらず、それぞれが別で動く(カーテンレール部分でのみつながっている)
- レースと布地が一体となっている
- レース部分が山になっているので、レースカーテンのように見える(はず)
ICさんに相談したところ、我が家のHMでは提携がなく導入できないとのこと。
自分たちでカーテン屋さんに見積もりを依頼し、引き渡し後に工事してもらう必要がありました。
また以下の懸念点もあり、我が家では導入を断念しました。
- 上部のみ視線を遮ることができない
- エアコンの配置上カーテンに風が当たるため、エアコンの風で常に動く
これは機能性を差し置いてでも導入してみたかった!
シェード
冒頭に書いた通り、最終的に我が家ではシェードを採用しました。
シェードのメリット/デメリットをまとめると以下になります。
メリット
- 上部のみ視線を遮ることができる
- 生地によっては遮光性も十分
- 生地の種類が多く、好きなデザインを選べる
デメリットは、
- 畳んだときに「たたみ代」が大きい
- 立体感や陰影がない
当初くるみみが要望としてあげていた、2つの要求はクリア。
- 上部のみ視線を遮ることができる
- 主張しすぎない意匠性
デメリットとしてあげた2つの点も、以下の工夫でクリアできました。
- 畳んだときに「たたみ代」が大きい
→天井を彫り込んだカーテンボックスにたたみ代を収めてスッキリ - 立体感や陰影がない
→凹凸感のある生地を選び、立体感や陰影をもたせる
特に生地選びの段階では、ICさんと多くのサンプルを見て、適度な凹凸感がありつつ、主張しない良い生地を見つけることができました!
シェードはリビングだけでなく、寝室にも採用しました。
リラックスしたい空間にはマッチしそう!
まとめ
今回は選んだカーテンの紹介やカーテン選びの経緯についてご紹介しました。
実際に出来上がったカーテンを見て、思った以上に良い感じでした。
操作性や遮光性などを含め、大満足なリビングのカーテンになりました!